最終更新日 2017年05月23日

外国為替証拠金取引(FX)の基本

FX取引を始めるには、ある程度の専門知識や技術が必要です。リスクへの不安から、スタートに戸惑ってしまう人もいるでしょう。でも最初は誰でも初心者。FXのしくみやリスクの基礎知識をしっかり身に着けてからスタートしましょう。

注文方法の種類

FX取引の市場は、24時間常に動いています。相場変動によるリスクを回避して、利益を確保するにはタイミングを見極めることがポイント。
そんな大切なポイントを逃さないために、FX取引には便利な注文方法があります。上手に活用して運用に役立てましょう。

1.指値注文

投資家が「売りたい値段」、または「買いたい値段」といった希望の値段を指定する注文方法。

例えば1ドル=115円の時点で売却注文を出すときに、「1ドル=120円にあがったときに売りたい」という注文を出すことを指値売りといいます。一方、「1ドル=110円に下がったときに買いたい」という注文を出すことを指値買いといいます。

このように、希望の価格になったときに自動的に売買ができるので、利益の確保に有効な注文機能です。

2.成行注文(2WAY注文)

注文時点で提示されているレートで、すぐに取引をする注文方法です。
為替レートは、2WAYプライスといって「1ドル=105.06~105.09」のように、通常買値と売値の2通りが表示されます。買値と売値を確認して注文をだすことから、成行注文は2WAY注文とも呼ばれます。

通貨ペア 買値(Bid) 売値(Ask)
USD/JPY 105.06 105.09

例えば、上の図のように表示されている場合、買値(Bid)はレート提示側にとっての「買う場合の値段」、つまり投資家にとって、1米ドル通貨を105円06銭で売ることが出来るという値段です。そして売値(Ask)は、投資家にとって1米ドル105円09銭で買うことができるというという値段です。

売値と買値を投資家側(お客様側)の立場から表示することもあります。この場合Bidを売値、Askを買値と表示します。このときは、売値(Bid)=投資家が売ることのできる値段、買値(Ask)=投資家が買うことのできる値段という意味です。

3.逆指値注文(ストップ注文)

発注時に指定した価格まで下落したら売りをストップする、上昇したら買いをストップする、という注文方法。
指値注文とは逆に、現時点よりも投資家にとって不利な価格を提示します。そうする事で、投資家の知らないうちに相場が不利な方向に動いたときの損失を、限定することができます。

例1) 1ドル=120円の時点で、1ドル=114円まで下落したら売りをストップするという
逆指値注文をする
→相場の急な変動で、ドルが下落を続けたとしても1ドル=114円の時点で損失を防ぐことができる

例2) 1ドル=120円の時点で、1ドル=125円まで上昇したら買いをストップするという
逆指値注文をする
→相場の急な変動で、ドルが上昇し続け127円、129円・・・となっていっても、最低限の価格、125円の時点で利益確定ができる

逆指値注文とは、損失限定と最低限の利益確定にとても有効な注文方法です。

4.IFD注文(イフダン注文)

2つの指値注文を、1番、2番というふうに順位をつけて同時に出して、1番目の注文が成立すると自動的に2番目の注文が有効になる注文方法が、IFD注文です。

例えば、ドル/円のレート=105.06~105.09(円)だったとしましょう。
このときに「105.00まで下がったら買いたい、その後106.00まであがったら売りたい」

というIFD注文を出した場合、1ドル=105.00円の買い指値注文が成立すると、1ドル=106.00円の売り指値注文を自動的にだしてくれるのです。
1番目の注文が成立しなければ、第2注文も無効のままです。

このレート表示、「ドル/円=105.06~105.09」とは、投資家が1米ドル通貨を売る場合のレートが「105円06銭」、逆に買う場合のレートが「105円09銭」という意味です。この表示方法を2WAYプライスといいます。(詳しくは2.成行注文を参照)

5.OCO注文(オーシーオー注文)

種類の違う2つの注文を同時にだせます。その注文のどちらか一方の注文が成立したら自動的にもう一方の注文が取り消される注文方法が、OCO注文です。

例えば先ほどと同じようにドル/円のレート=105.06~105.09(円)だったとしましょう。
このときに「その後106.00まであがったら時に売りたいけど、105.00まで下がったら売りをストップしたい」と考えたとます。この場合に、OCO注文で、106.00円の売り指値注文と、105.00の売りストップ注文をだすことができます。

OCO注文をすることによって、106.00円まで上昇、つまり相場が有利に動いた場合の利益を「売指値注文によってあらかじめ確保できる」と同時に、105.00円まで下落、つまり相場が不利に動いた場合の損失を「売りストップ注文によってあらかじめ限定できる」のです。